こんにちは、Ryoです。
昨年の読書記録を残しておこうと思います。
今年は資格試験に時間を割いていたので、あまり読めていませんでしたね。
2020年の読書メーター
読んだ本の数:45
読んだページ数:7571
ナイス数:878
フーテンのマハ (集英社文庫)の感想
美術と旅の人、原田マハさんのエッセイです。自由気ままに旅をする原田さん。ご当地グルメを巡る出来事がわちゃわちゃしていて自分を旅に掻き立ててくれます。セザンヌ巡礼の旅では、セザンヌの生きた土地、作品を描いた風景そのままを感じられるようです。食べ物を目的とする旅もいいけど、自分の気になっている方の生きた軌跡を追体験する旅も人生を感じられて深い経験となりそうです。人生は旅というのは本当に言い得て妙である。美術作品には疎いけど、作品の先にある背景や人生を一緒に学ぶと奥行きが出て別の角度で楽しめそうです。
読了日:01月05日 著者:原田 マハ
戦争のつくりかた―絵本の感想
昔大学生くらいのときに入手した本ですが、実家に帰って掃除をしていたところ発掘されました。賛否両論ある「戦争のつくりかた」。確かに内容は極端ですが、どこかで「へんだな」と思ったことは声をあげて大人にも問いかけてみよう、というメッセージがあります。第二次世界大戦の時の日本の空気はこうして作られていったのかな、今自分の国が戦争に突き進んで行こうとしているなら自分たちは何ができるかな、何をすべきかなと考える一助になるのかなと思います。
読了日:01月05日 著者:りぼんぷろじぇくと
麦本三歩の好きなものの感想
図書館で働く麦本散歩の日々をショートストーリーでまとめた作品。ちょっと考え方や言動に癖のある主人公だが、周りの先輩に愛されている。少しだけ癖が強めなので若干考え方についていけないところもあるし、読みにくいと感じるところもある。でも人って案外こんなこと考えているのかもなって思う箇所も多い。怖い先輩も優しい先輩もおかしな先輩もみんな優しい。働く場所や接する人は大事だ。余談だけど、登場人物が漫画「あさひなぐ」の主人公とその先輩達に脳内変換されてしまった。
読了日:01月25日 著者:住野 よる
不思議の国のアリス (角川文庫)の感想
アニメも見たことがないしタイトルくらいしか知らない作品でしたが、読んでみるとワンダーランド過ぎて謎だらけなストーリーでした。まぁそれもそのはず即興で語ったお話が元になっているとのことなので、そういうものなのかなと。ただ読んでいる間は次々によくわからないこと(大人は簡単に理由を求めたがるからかもしれませんが)が起こるので、意味を求める読み方ではなく、子供が頭の中に描いた不思議なことをありのままに受け入れながら読むといいのかな。序盤の大きくなったり小さくなったりするシーンはちょっと怖い。
読了日:02月01日 著者:ルイス・キャロル
今すぐ使えて、会話がはずむ 今日のタメ口英語の感想
英会話ボキャブラリーのタネを得ました!!どんどん使って試していこう。でもSlung系は一旦無視…。
読了日:02月01日 著者:kazuma
英語日記BOY 海外で夢を叶える英語勉強法の感想
今まで自分は英語を学習するためのできることを全然やっていなかったのではないか、と思うと同時に、できることはたくさんあるしできることを思いっきりやろうと思えました。日本にいながら留学をする、これは筆者が書いている方法だけでなく誰でも自分で見つけられるのではないかと思う。紹介されている勉強法も非常に参考になるもので、さっそくLINEグループを作って学習をする。そしてオンライン英会話も再開。英語を使って何をしたいか、というところももう少し深堀が必要だな。
読了日:02月04日 著者:新井リオ
スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなしの感想
国語で習ったという友人から聞いてはいたものの初めて読みました。スイミーは知恵を使って世界を生き抜く術を身に付けたのだと思います。考えに考えぬいて、絶望な環境から逃れ、新天地で無事に生き延びる。もっと続きを読みたいと思ってしまいました。
読了日:02月08日 著者:レオ・レオニ
筋トレ英会話 ビジネスでもジムでも使える超実践的英語を鍛えなおす本 (単行本)の感想
最強のソリューションで筋肉にはまり、英会話の方も読んでみました!主にジムで使える英会話ですが、しっかり文法の基礎を説明していて、文法にも偏っていないし英会話にも偏っていないので、フレーズが残りやすい気がします。あとはもうジムに行くだけ! Be a doer, not a talker!!
読了日:02月09日 著者:Testosterone(テストステロン)
文豪たちの悪口本の感想
この時代の文章はやっぱり慣れない、結構時間がかかってしまった。それにしてもウィットの効いた言い回しというか、周りくどいというか、精神的に抉ってくるような谷崎潤一郎と佐藤春夫の手紙が印象的でした。あとはこの手の本では有名な中原中也の「殺すぞ」笑 作品ができた時の作家さん達のメタ情報を蓄えた上で再度小説を読みたい。それにしても出版物にこんな内容を載せてたのかとびっくりするものもたくさん。
読了日:02月22日 著者:
文庫 少年の日の思い出 (草思社文庫)の感想
「少年の日の思い出」だけが読みたくて図書館から借りました。エーミールの最後の発言…精神的にかなりくる笑 まあ主人公が悪いっちゃ悪いんだけどさ。原題「Jugendgedenken」の響きもどことなく好き。「車輪の下」も好きだからヘッセも好き。来月はヘッセ月間にしようかな。
読了日:02月25日 著者:ヘルマン ヘッセ
藤子・F・不二雄の世界〔改訂新版〕: 〔完全作品リスト〕データ追補!!の感想
ドラえもんミュージアムを訪ねて、更に本でも藤本弘氏やドラえもん以外の作品に触れたいと思って借りた本。これまでの藤子F先生の作品が紹介されています。ドラえもんや21
エモン、モジャ公だけでなくSF(すこしふしぎ)作品も怖くて興味をそそる作品ばかり。本書に収録されている「ミノタウロスの皿」は、特に精神的にダメージを与えそうな衝撃的な内容になっています。倫理や道徳も視点が変わればひっくりかえってしまうようなことを漫画でダイレクトに表現されていると感じます。本欲しくなってきたw
読了日:03月01日 著者:藤子 F不二雄
メモの魔力 The Magic of Memos (NewsPicks Book)の感想
今まで読んできた本の中でもかなり自分の琴線に触れまくる本でした!自分はメモ魔ではないですが、日々気づいたことはスマホでメモをして、気になったことはそこから更に日記帳などへ書いたりしています。ただ自己分析やアウトプットの時間をゆっくり取ることが少ないためか、習慣としているけどそれが転用されていない感じが残っていました。本書を読んで方法をヒントにして、人生の軸を見つけられるのではないかと強く感じています。始めるのに遅すぎることはない。名著です。
読了日:03月01日 著者:前田 裕二
僕の姉ちゃんの感想
僕と姉ちゃんの二人暮らしの期間の出来事を描いています。姉ちゃん、面白すぎ!女の強かさを感じますw そして純粋な弟はいつもそんな姉ちゃんからのメタ思考的な教えを授かったりそうじゃなかったり。声出して笑ってしまうようなシュールな小噺ばかりで楽しい。
読了日:03月03日 著者:益田 ミリ
続・僕の姉ちゃんの感想
続巻も面白かった!合コンの心得はもっと前に読んでおけば良かったw ほんとこんな姉ちゃんのような人が周りにいたら女子としては最強なんじゃないか。
読了日:03月03日 著者:益田ミリ
どうしても嫌いな人 すーちゃんの決心 (幻冬舎文庫)の感想
本当にどうしても嫌いな人っていますよね。すーちゃんの嫌いな人みたいに、ちょっと嫌味を言ったり、他の人のことをいつも悪く言う人がいると、自分のことじゃなくても落ち込んでしまったりします。あかねちゃんの向かいの席の木村さん、自分の仕事をしないで男性社員に媚を売る、手伝っても感謝を伝えない、気になりますね!あかねちゃん、本当にその男と結婚していいのか。。。
読了日:03月04日 著者:益田 ミリ
ドラえもん名言集「のび太くん、もう少しだけがんばって」の感想
ドラえもん名言集。やはりドラえもんから人生を学ぶべきですね!かわいいしw 気になった名言をメモ。「昔むかしもいいことばかりじゃなかったんだね。今の時代が気にいらないとこぼしているだけじゃなんにもならない」「すぐいやになってしまう!そんなことでは、いつまでたってもなにもできないよ。」「あわてなくていいよ。人生は長いんだ。」「そこがなさけないってんだよ!へただったら、どうしてうまくなろうと努力しないんだ。」「のんびり行こうよ、人生は。」
読了日:03月05日 著者:藤子 F不二雄
今日の人生の感想
一日の何気ない出来事に人生を感じる。そして周りの人の何気ない会話に幸せになる。些細なことでも自分の感情や行動に影響を与えている。逆に自分は周りにどんな影響を与えているのだろう、良いことを伝えられればいいな。そんなことを思う今日の人生。益田さんのほっこりする絵にも癒される。
読了日:03月05日 著者:益田ミリ
ドラえもん最新ひみつ道具大事典 (ビッグ・コロタン)の感想
最近ドラえもんブームが来ているのでざっとひみつ道具を眺めました!自分が知っている道具なんて全体の1割も知らないんじゃないかというほど新発見ばかりでした。予想はしていたけど世界の秩序や歴史までも変えてしまう道具が意外と多かったw アメトーークのドラえもんの道具ドラフト会議に出ていたような定番アイテムはみんな欲しがるよね。
読了日:03月09日 著者:
せいのめざめの感想
男性目線、女性目線で中高生の時の性に関する体験を漫画とエッセイで交互に綴った本。これは中高生が読んでも問題ない…?いやむしろ勉強になってしまう?とか考えながら読んだが、やはり大人になって全ての仕組みを知ってから読むと、男女お互いのことを思い合えるのではないかと思う。でも大人の男性ってまだまだ整理に理解のない(またはほぼ現象について無知)人が多いんじゃないかなあ。夫婦で読んでみると楽しいかも。
読了日:03月09日 著者:益田 ミリ,武田 砂鉄
心がほどける小さな旅 (幻冬舎文庫)の感想
旅に行きたい。強烈にそう思ってしまう本です。増田ミリさんは漫画家としてのほうが有名かもしれませんが、このエッセイも読み応えがあり元気がでてきます。ゆったり東北の列車の旅や、波に揺れながら渓流をくだるカヌー、大声コンテスト、などなど東京に住んでいると忘れがちな自然の雄大さや地方グルメ、お祭り文化は魅力的です。
感想は、https://www.ryo-kimura.com/review-kokorogahodokeruchiisanatabi/
読了日:03月29日 著者:益田 ミリ
人生の勝算 (NewsPicks Book) (幻冬舎文庫)の感想
メモの魔力で前田さんに惚れ、こちらの本も読みました。かなり刺激的で正直圧倒されるような体験が多いですが、読んだ人が自分自身の人生に落とし込めやすいように配慮されて書かれているように感じます。人生のコンパスを持つことは非常に重要です。自分が何を目指していて、どんなことをポリシーとして持っていて、何に熱量を注ぐか。そこが称賛につながるのではないかと思います。こちらにもまとめました。https://www.ryo-kimura.com/review-jinseinoshosan/
読了日:04月25日 著者:前田 裕二
PLAY WORK プレイ・ワーク 仕事の生産性がグングン高まる「遊びながら働く」方法の感想
読みました!
https://www.ryo-kimura.com/review-playwork/
#PLAYWORK
読了日:06月13日 著者:ピョートル・フェリクス・グジバチ
天才たちの思考法 図解でわかる! はじめてのラテラルシンキングの感想
感想をアップしました。
https://www.ryo-kimura.com/review-lateral-thinking/
読了日:06月14日 著者:木村 尚義
人生の結論 (朝日新書)の感想
この1冊で人生の大事なことが全て詰まっているのではないかと思える程、人として大切な態度がたくさん。ところどころ先人たちの名言を交えつつ、小池さんが悟った格言(こちらも名言)が散りばめられていて、「あ、気をつけよう」とか「そういことなんだ」という発見があります。また、人間関係や自己実現に悩んでいるときに読むとふっと心が軽くなったりします。もう少し自分を見つめて自分を愛そうと思える。図書館で借りた本だけど買ってしまおうかなと思う。
読了日:07月11日 著者:小池一夫
クマのプーさん Winnie-the-Pooh (ラダーシリーズ Level 4)の感想
Ladder Series Level 4 Winnie-the-Pooh
細く長く時間をかけてようやく読み切りました。Level4はTOEIC600-700レベルとしているものの、TOEICなんかより全然難しく感じました。不明な英単語もそうだけど、抽象的な単語が多かったからかもしれない。あとはプーさんがアホすぎて理解できない言動が多いためかな笑 次はゆっくり意味を調べながら読むといいかも。
読了日:08月03日 著者:A・A・ミルン
スティーブ・ジョブズ・ストーリー The Steve Jobs Story (ラダーシリーズ Level 4)の感想
以前漫画かどこかの記事かでジョブズの生涯について予備知識があったので割と簡単に読めました(プーさんと同レベルとは思えないくらい)。大学時代のカリグラフィー経験がなかったらこんなに美しいフォントはできなかっただろうと本当に思う。1点だけ、He didn’t care about money.とあったけど、一番お金になるから始めたんじゃなかったかな。英語の多読的には読みやすくて良い本。
読了日:08月17日 著者:トム・クリスティアン
異文化理解入門の感想
感想はこちら
https://www.ryo-kimura.com/review-ibunkarikainyumon/
読了日:11月01日 著者:原沢 伊都夫
やまなし (画本宮澤賢治)の感想
国語で学習した人が多いということで読んでみました。私は初めて読みました。クラムボンとは何か?イサドとはどこか?なぜタイトルはやまなしなのか?疑問は尽きませんが、様々な解釈を自由にすればいいのです。と思いつつももう少しどういったことを風刺しているのか理解したいところ。これ教える先生は大変だなぁ。
https://www.ryo-kimura.com/shortessay-yamanashi/
読了日:11月04日 著者:宮澤賢治
幸福論 「しくじり」の哲学の感想
最近ちょこちょこあっちゃんのYouTubeを観ることがある。歴史が好きだから歴史解説ものを選んで観るけど、テンポが気持ち良くてついつい1時間とか見てしまいがち。引き込まれる。なんかの本でもあったけど、本当の幸せはお金や名誉ではなくていかに何かに夢中になれるか、熱狂できるか、ってやつ。あっちゃんもそんなこと言ってた。楽しいことや新しいことってワクワクする。そして何をすれば自分が幸せになれるか、を考えるのって素敵。
読了日:11月12日 著者:中田敦彦
エミリー・ザ・ストレンジの感想
宇多田ヒカルさんが訳したことで話題になったらしい本。絵本なのでさーっと読んでしまいましたが、正直私はあまり共感や理解ができるところが少なかった。感性が鈍いからかもしれない。
読了日:11月12日 著者:コズミック・デブリ
チックタック 約束の時計台の感想
3ページ目あたりから、ベタベタな感動展開だろうな、と思って読み進めましたが、まんまと感動してしまいました。時計も粋な計らいをする。絵がアニメーションみたいなので、これそのままアニメ映画でも観てみたい。主人公たちから他者を想う気持ちの強さをダイレクトに伝えられて、悲しいやら切ないやら嬉しいやら、いろんな気持ちが一気に押し寄せてきます。大人も読んで欲しい、ぜひ。
読了日:11月15日 著者:にしの あきひろ
まったき動物園の感想
AからZまでのアルファベットから始まる奇妙な獣たち。ゴーリー氏の描く動物のようなもの達はいつも情けなくて鬱屈しているように見えます。この本に登場する彼らも然り。絵としても楽しめるけど、何よりゴーリー氏得意の韻を踏んだ表現。そしてその邦訳も素晴らしい。どうしたらこんな短歌で表すことができるのか。日英の文章にほれぼれします。
読了日:11月17日 著者:エドワード・ゴーリー
雑多なアルファベットの感想
ゴーリー氏のアルファベット本です。AからZまでの単語が見開きごとに絵と文章で表されています。例に違わずこの本でも韻を踏んだ表現となっています。絵を楽しむもよし、文章を楽しむもよし、新しい英単語に出会うもよし!楽しみ方がたくさんある本です。
読了日:11月17日 著者:エドワード ゴーリー
キャッテゴーリーの感想
数字と猫(のようなもの)。数字は1から50まで。個人的にはやっぱり5ですね。あとは50。何種類かの表記があり、それぞれの猫(のようなもの)の謎の絵。じっくり読むというよりはなんとなく適当にぱらぱら眺めるのに良いかも。
読了日:11月18日 著者:エドワード ゴーリー
知られざる皇室外交 (角川新書)の感想
皇室は外交に関わらない。表無きはそうだけど、皇室の外遊には日本にとっての特別な意味がありました。ニュースでもあまり報じられることのない、昭和天皇や上皇様、美智子様の慈悲に満ちた振る舞いやお言葉に感動します。改めて2000年以上の万世一系の天皇という存在がいかに世界に影響を及ぼしているのか。また日本にとっても政治の外交以上にものすごく重要であることがわかります。これまで知らなかった各国首脳との交流についても詳しく書かれています。日本は天皇家によって守られているなと強く感じました。
読了日:11月22日 著者:西川 恵
狂瀾怒濤: あるいは、ブラックドール騒動の感想
良い意味でわけがわからない。4匹(?)の狂気じみた行動と、それらに対する選択肢があり、選択によって次のページが変わります。彼らは一体なんなのか、なぜこのような行動をとるのか全くわからないが、彼らのその動きには徐々に愛着が湧いてくる。フーグリブーがパイ皮の生地で包まれそうになるところが可愛い。
読了日:11月22日 著者:エドワード・ゴーリー
世界でバカにされる日本人 – 今すぐ知っておきたい本当のこと – (ワニブックスPLUS新書)の感想
日本人の我々にとっては少々過激なタイトル。しかし、確かに日本はクールジャパンでアジアNo.1とか思ってしまっている人が多くいそうなのは確かだと思う。賃金や働き方、考え方に対して当たり前のものという意識を持つでなく、何のために誰のためにこのような精度やルールがあるのか、と一度立ち止まってみるのは大切。そして個人としてどのような価値があるのか、どう行動するのかを再定義し本質を捉える。日本が好きだからこそ、世界を知ることも重要だし必須。
読了日:11月23日 著者:谷本 真由美
専務の犬 (Big comics special―高橋留美子傑作集)の感想
るーみっくわーるどが炸裂しています。どう組み立てたらこんな構成にできるのか、、、中年男性の悲哀というか、頑固なところだったり不器用なところが表現されていてなんとも愛らしい。短編だからか展開が急だったりするけど、それが高橋留美子っぽいところでもあるかなと。傑作選の短編が全6作、どれもおすすめ。
読了日:11月28日 著者:高橋 留美子
となりのアブダラくんの感想
多文化共生がテーマになっているであろう本作。パキスタンから日本に来た転校生アブダラくん。主人公は慣れない日本での生活をフォローする担当に任命され、他人を理解する、受け入れるということを学んでいきます。人と違うことを認めて、理解してもらうこと、理解することってものすごく勇気がいることだと思うし、精神的に負担がかかることだと思う。でもそれって受け入れられるために、空気や環境を気にしすぎているんじゃないかな。流されずに自分を強く持つのってcoolだ。線引きをしがちだけど、そんなの要らないんだよね。
読了日:11月28日 著者:黒川 裕子
Charlie and the Chocolate Factory (Penguin Modern Classics)の感想
「欧米の子供たちは必ず読んで育つ」というどこかで聞いた信憑性も何もないことを鵜呑みにして読んでみました。子供向けだからまあ読めるだろう、と思いましたが細かい副詞や形容詞がところどころわからず。とはいえわかりやすいストーリーなので楽しく読めました。魔法のようなWonkaの工場で起こる子供たちとの出来事にハラハラし、最後に幸運を手に入れたCharlie一家に安心しました。映画も見てみよー。
読了日:11月28日 著者:Roald Dahl
しゃばけ漫画 佐助の巻 (新潮文庫)の感想
しばらくご無沙汰のしゃばけ。懐かしい話を漫画で再現していただいて、精力的に読んでいた時期を思い出しました。鳴家の可愛さがいろんな作者さんで描かれていて、それだけで眼福です。ほぼ知っている話だったのも読みやすさに影響したのかも。落語「千両みかん」は寄席で聞いてみたいなあ。何度読んでも狐者異は切ない。。。
読了日:11月29日 著者:
しゃばけ漫画 仁吉の巻 (新潮文庫)の感想
佐助の巻の姉妹本。実は高橋留美子狙いでした。こちらも佐助に負けず名作揃い。「仁吉の思い人」なんて、人間には想像もつかない長い年月を思い続けるという、これもなんと切ない話か。オリジナルの「ドリフのゆうれい」、ありましたねアナログ放送もきっとどこかに漂っているんですね。こんな幽霊ならうちにも出てきて欲しいな。
読了日:11月29日 著者:
えんとつ町のプペルの感想
またしても西野さんの本。こちらはおそらく一番有名でしょうね。ゴミ人間のプペル、そして友達になったルビッチ、そしてルビッチのお父さん。ここに描かれていないストーリーをまるで知っているかのように読める気がします。でもゴミじゃなくても良かったじゃないか、と思ってしまった。チックタックの方が好きかも。
読了日:11月29日 著者:にしの あきひろ
パウンペと鮭の口合戦の感想
アイヌには、あらゆるものにはすべて命がある、というような考え方があると習った記憶がある。国語の授業で、人間と狐がチャランケをする話があったが、本書も大筋は変わらない。人間が豊になり過ぎた挙句その他の動物たちのことを考えずに乱獲し、その行為に対して不満を持った動物たちがチャランケを挑み、人間側は反省し和解する。アイヌのこの考え方は好きだ。食べられる側であっても、感謝して食べてもらうことで輪廻する。最近の「知性を持っているから、残酷だから、食べない」とは異なる。
読了日:12月04日 著者:上西 晴治
国連でも通じる 世界の非ネイティブ英語術の感想
通称めいろまさんの英語本です。英語を使って仕事をする際の心構えや態度についてまとまっています。最後の章は具体的なビジネスの場面での良くある言い回しについてを紹介。英語の非ネイティブは全体の9割、正しい英語なんてありません。大事なのは英語そのものではなく、仕事の目的(依頼、返事、報告、などなど)を達成すること。英語はツールでしかない。仕事で英語を使いそうな人はご一読あれ。
読了日:12月16日 著者:谷本 真由美(@May_Roma)
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